iPhoneのSIMロック解除の方法

 SIMロック解除義務化の朗報をガッカリして聞いている方もいらっしゃるでしょう。それはつい最近二年縛りでキャリアとSIMロック状態のiPhoneを契約してしまった方です。お得な格安SIMもまだ遠い未来に見えてしまうことでしょう。もちろんここを乗り切れば、二年縛りが終わる時にはきっともっとユーザーが待っている携帯電話の世界が広がっている事と思うのです。SIMロックフリーと格安SIMのおかげで危機感いっぱいのキャリア各社が顧客獲得のサービスや企画を出してくるはずだからです。

 さて、問題は現在のSIMロックされている自分のiPhoneですよね。これをロック解除したいものです。SIMロック解除ができれば、乗り換え後の古いiPhoneの使い道も増えてくるでしょう。

 

SIMロック解除は可能か

 公式では無いにしても、iPhoneSIMロック解除は可能という回答が妥当でしょう。SIMロック解除義務化される前は、結局その方法でSIMロックフリーiPhoneを手に入れていたわけですから。方法としてはSIMロック解除にはいくつかの方法があるが、アダプターをつけて使用する通称「下駄を履かせる」というもの。他にはファクトリーアンロックや、ロジックボード交換などが代表的と思われます。

 

下駄を履かせる?

 iPhoneに下駄を履かせたところを素直に想像してしまうとかなり笑えますが、残念ながらもちろんアダプターは下駄の格好はしていません。各種SIMロック解除アダプターはSIMカードの下に履かせるフレキ基板+チップ型のハードウェアです。取り付けるとどういう働きをするかというと、キャリアを偽装する形で解除するという方法になります。Amazonなどでも安価に購入できる一番てっとり早いロック解除方法ですね。解除に有効なのはiPhone4Sといわれていますが、その他はiOSのバージョンにもよります。バージョンアップしてしまうと使用できないこともあるので注意が必要です。デメリットとしては、チップに微弱電流が必要なためバッテリーの消耗が早くなってしまったり、連絡先の電話番号の頭に国番号をつけて発着信するなどの不便はあります。

 便利な面不便な面の両面ありますが、公式的な使い方ではない以上は自己責任での使い方になります。

 

ファクトリーアンロックとは?

 IMEIアンロックといわれていて、IMEI番号等の端末情報をiPhone非公認ショップに送って遠隔層による完全SIMフリーに仕立て上げます。下駄を履かせるのと違うところは、iOSバージョンアップや復元にも対応でいるのが特徴で、本体を送ったり脱獄作業も必要がないとされています。ただし、キャリアステータスがバツの端末やアクティベート負荷の端末は解除できないなどの制限があります。また、非公認のショップに情報を渡す不安もありますね。

 

ロジックボード交換SIMフリー化とは?

 iPhoneIT機器なので基板は大切な中枢です。そこで、これを交換してしまうことでSIMフリー版に変えてしまおうというものもあります。今のところiPhone5くらいまで対応ということですが、非公認ショップなどで分解する必要があるのでリスクがあります。   また、それ以降機体固有番号が変わるためにキャリアやAppleのサポートを受けられなくなります。それ以上に、せっかくのiPhoneをちょっと怪しいところに出すのも怖いですね。

 

 アダプターであれば自分で装着して、必要がなければ外してロック状態になるので、専門知識や作業が分からない場合はアダプターがお勧めということになります。

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