iPhoneのSIMロック解除アダプターとは

SIMロック解除義務化!と言われても、おそらく現在多くの方がSIMロックされた状態の携帯電話などをお持ちでしょう。iPhoneにいたってはSIMロック解除を先んじて手がけていたドコモでさえも不可能でしたから、4月末までに購入したiPhoneユーザーの手にあるのはSIMロックされた自由のないiPhoneのはずです。

最近のキャリアの端末の売り方として、安くするために現在の端末を下取りしますよというものがありました。確かに持っていても仕方がないので、さっさと下取りに出して次の新しいiPhoneを少しでも安く手に入れようとしたものです。ところが、ここで下取りに出さなかったという方に朗報です。非公認ではありますが、古いiPhoneをSIMロック解除して自分の必要なSIMを入れて使うことができるのです。キャリアで手続きするSIMフリーにはならないものの、使い方次第ではとても便利になるのでは。

 

「下駄を履かせて使う」とは?

「iPhoneに下駄を履かせて使う」と呼ばれるSIM解除のアダプターですが、残念ながらアダプターは下駄の格好はしていません。SIMロック解除アダプターはSIMカードの下に履かせるフレキ基板+チップ型のハードウェアです。取り付けると、キャリアを偽装するようなかたちになります。Amazonなどでも安価に購入できる一番てっとり早くロック解除方法です。どのiPhoneにも使える手段ではありませんし、まめにOSアップデートするAppleに対応しきれていないものがあります。つまり、バージョンアップしてしまうと使用できないこともあるので購入には注意が必要です。また、チップに微弱電流が必要なためバッテリーの消耗が早くなってしまします。他には連絡先の電話番号の頭に国番号をつけて発着信するなどの不便はあります。

メリットは改造や余計な分解などのリスクがなく、カードを取ればSIMロックが復活するところでしょう。

 

セットになって販売されている

アダプター解除は、どこでどのようにできるのだろう?と思っていたら、実は自分でキットを購入してできるくらいお手軽でした。内容は解除の基板、SIMトレイ、SIMピン、アクティベートカード、SIMロック解除アダプタ、取り扱い説明書などです。初心者の方にはオールインワンセットがよいですね。

iOSは追いつきつつありますが、機種としてはiPhone4Sまでが多いのは注意点です。下取りに出さずに眠っているiPhoneがある方は自分の使い方しだいで復活するかもしれません。海外で使用するために一時的にSIMフリーにするという手段にもつかえますね。販売されている下駄にはキャリアも限定して販売しているので、よく見て購入しましょう。下駄を履かせることができたらSIMフリーになり、MVNOの月額1000円程度の格安SIMを挿すことができるかもしれません。もっとも、動作しないなどのトラブルがあったりすることも頭に入れておきましょう。2000円程度で購入することができるので、ダメもとで挑戦される方も多いです。

 

SIMロック解除アダプターのデメリット

安くてちょっと試してみるだけでもいいかも!と思われるSIMロック解除アダプター。もちろんデメリットもあります。すべてのアダプターとはいえませんが、不安定さや手座リングができないなどがあげられます。説明不足で、機械が苦手な方には手にしてもこまってしまうことも。また、SIMはセットするだけでなく、設定などもするので、ある程度の知識は必要ですね。SIMロック解除アダプターは偽者も出回っていたりするようなので、これも注意事項です。

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