海外で携帯電話を使うとなると、今までは料金面や手続き面や使い勝手などの色々なことに問題がありました。もっと手軽で、もっと安くて、できれば自分の携帯電話で旅の楽しい様子を発信したり、保存したいところですよね。今までは裏技を色々考えられていましたが、SIMカードロック解除義務化によって飛躍的に便利さが現実化されていきます。もっとも今までの方法も悪くはなくて、海外に滞在する目的などによっては有効なものもありますが、とりあえずSIMカードのロック解除になったことでの便利さをみていきましょう。
これまでの海外旅行での携帯電話事情
海外で携帯電話のネットを使おうとすると、日本にもありますが「公衆無線LAN」を使用したりします。利用は無料だし、設定や契約も要りませんでした。ただし、セキュリティは不安ですし、何よりWi-Fiスポットまで行かなければ繋がりません。また、Wi-Fiスポットのシールが貼られていても、サービスが終了していたりとか結構あります。原因不明で繋がらないことも往々です。今使いたい!という方には到底おススメできるものではありませんでした。
ポケットWi-Fiルーターを使用するということも一つの手です。海外でレンタル可能でハワイなども一日単位でレンタル可能ということ。数台同時に使えたりするので、友達や家族など携帯電話を数人使う人との旅行には向いているでしょう。デメリットはバッテリーが意外に持たない。そう大きくはなくても、旅行では荷物が増えるという感じがします。使い放題にしているところが多いようですが、レンタル料や保険料なども他にかかります。しかしその場での感動や思い出をネットでアップしたりできますし、現地のことも検索できますね。
キャリアの「国際ローミング」もあります。国内のプランとは別であることが多いです。パケット割引が効かないことが多く結構割高なのが難。
海外SIMカード(プリペイドSIM)を使う方法もあります。もちろんこれは日本から持ってきたiPhoneがSIMフリー状態でないと使えません。SIMロック解除義務化前は、これを用意していかなければいけませんでした。
以前は海外で高額になってしまった方も続出していた
海外で携帯電話を使ったら、ものすごい桁の違う請求がきた!という話は珍しくありません。自分の携帯電話はパケット定額に入っているから大丈夫!という頭があるので、それが海外でも通じると勘違いしてしまいがちです。海外に到着して説明のメッセージが送られてくるキャリアもありますが、海外のキャリアに勝手に繋がってしまったりしていました。
iPhoneのSIMフリーで海外旅行へ行こう!
各キャリアの国際ローミングよりも、海外地元の格安SIMのほうが安く上がるということで、SIMロック解除義務化以降は結構利用される方法になりますね。さて、ここで必要不可欠なものは「海外のSIM」です。現地に着いたのはいいけれど、さてどこでどう購入するのか?という疑問です。
日本人に人気絶大なハワイなら、ソフトバンクではアメリカ放題も使えるのですが、使えないエリアもあるようなので、ここはせっかくなのでハワイのSIMを挿してみましょう。購入できるところは「アラモアナセンター」のAT&T契約をすることができます。ワイキキ近くにあって、GoPhoneというプリペイドSIMを契約することができます。ハワイの家電まで行って契約というよりは手軽でしょう。
観光に力をいれているシンガポールは国際空港でプリペイドSIMが買うことができます。購入場所の目印は両替所。この隣にちょっと目立たない感じであると思います。料金設定が何段階かありますが、日本に電話をちょくちょくするタイプでなければ上から二番目くらいのタイプの28ドルくらいでよいでしょう。AndroidかiPhoneかを聞かれますが、SIMのタイプが違うからです。
どちらも、購入したら安全のためにその場で動作確認しましょう。日本でのSIMは予め飛行機の中で外しておいて、大切にしまっておきます。海外SIMを購入したら挿すだけにしておくのです。