MVNOというとドコモ回線を主流という状況の現在、KDDIauユーザーとしてはぜひもっとauにがんばって欲しいというところでしょう。そこで「UQ mobile」が登場しました。KDDI子会社のKDDIバリューイネイブラーの提供になりますから、本家au並みの速度がでるという評判を得ています。SIMカードのみの販売だけでなくスマートフォンとのセット販売である所謂格安スマホもあります。
UQ mobileではiPhoneが使えない?!
MVNOの際に一番重要なことは、自分の持っている機種が対応しているかどうかです。どんなに安くて早くて手続きが親切でも、対応していなくて使えないと意味がありません。「でも、人気のiPhoneが対応していないなんてことはないだろう?」と思ったら大間違いです。確かにiPhoneはこれまでの携帯電話の常識を打ち破って、説明書を見なくても直感的操作で何とかなるものですが、同時にApple社の独壇場であり最新版にソフト的な対応をしていくのは企業側からすると大変な作業になります。またiOS7では使えていたということなので、通信仕様の変更が影響しているということでしょう。
つまり、au系MVNOのSIMカードは、iOS8という最新版に対応していなく、古いiPhone機種をアップデートせずにSIMロック解除して使う分にはOKということになります。人気あるiPhoneユーザーからすれば大きなデメリットになりますが、同時に最新iPhoneが入らない分データ回線が空いているのか速度が速いようです。2015年5月1日にSIMロック解除義務化が発表されたことで、おそらく順次改善されるのでは?という期待もユーザーにはあります。
とりあえず今のところ、本家au直接SIMでないかぎり、端末はAndroidで都心部在住で速度重視という方にはぴったりというのがUQ mobileです。
UQ mobileのプラン
UQ mobileのプランは4つのプランに分かれます。まずは高速データ通信を利用したいという方の中で「データ高速プラン」「データ高速プラン+音声通話プラン」に分かれます。一方でデータ量を気にせず利用したいという方の中で「データ高速プラン」「データ高速プラン+音声通話プラン」に分かれます。高速データ通信利用の場合は月間データ量3GBまでで、音声通話なしのプランだと月額980円になります。音声通話がついたものだと1,680円。データ容量無制限の場合は音声通話なしで1980円、音声通話有りでも月額2680円ですから、これまでのauユーザーの月額支払いを大きく下回りますね。音声通話付プランの場合は最低利用期間が12ヶ月となり、これ以下の場合は契約解除料9500円かかってしまうので、対応機種であるかなども含めて利用はきちんと考えたいですね。
SIM単体での契約も可能ですし、端末も新しくしたいという方には格安スマホとしての用意もあります。
オプションサービスは?
標準サービスはSMS(電話番号だけでメッセージのやりとりができる)が月額無料。テザリング機能(ノートPCやタブレットなどを携帯電話からのネット接続して利用できる)が月額無料となっています。テザリングはよく使う人使わない人といらっしゃるかと思いますが、MVNOでも対応していないところもあるので、ここは見逃せない魅力でしょう。
有料オプションサービスとしては、電話基本パックとして留守番電話や三者通話や迷惑電話撃退サービスなどが含まれています。これが月額380円。また、端末修理サービスや盗難紛失の補償サービスとしては月額380円。auのアドレスは使えませんが、メールサービスとして@uqmobile.jpを月額200円で提供してもらうことも出来ます。フリーメールだけでは・・という方は嬉しいサービスですね。通話明細サービスとして過去の利用明細を閲覧できるサービスです。初めてMVNOに変更して料金に不安を感じる方などは良いサービスでしょう。有料のものは申し込みが必要なので、契約時には必要なサービスを検討しておきましょう。