「格安SIMって、普通のiPhoneでも使えるの?」という疑問をお持ちの方も多いので、格安SIMが使えるiPhoneやスマートフォンについて説明します。
SIMフリー版 | docomo版 | AU版 | Softbank版 | |
iPhoneSE | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
iPhone6S / 6S plus | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
iPhone6 / 6 plus | ◎ | ◎ | △ | △ |
iPhone5S | ◎ | ◎ | △ | △ |
iPhone5 | ◎ | ◎ | △ | △ |
iPhone4S | ◎ | ◎ | △ | △ |
◎・・・そのままで格安SIMを使用可能
○・・・キャリアのSIMロック解除で格安SIMを使用可能
△・・・SIMロック解除アダプターを使うことで格安SIMを使用可能
ドコモ版iPhoneとSIMフリー版iPhoneならそのまま使える
格安SIMの大半は、ドコモ版iPhoneでそのまま問題なく使用できます。もちろん、SIMフリー版(SIMロックなし版)iPhoneでも使用できます。
ドコモ版iPhoneはドコモのSIMカードしか利用できないように制限が掛けられているのですが、格安SIMの大半はドコモの回線を利用したMVNOであるため、ドコモのSIMカードを使用します。そのため、ドコモ版iPhoneならば、そのままで格安SIMが使用できるという訳です。
AU・ソフトバンク版iPhoneは、SIMロック解除してもらえばOK!
AU版iPhoneやソフトバンク版iPhoneでは、その他の通信会社のSIMカードが使用できないようにSIMロックが掛かった状態で販売されています。しかし、2015年5月1日以降に発売されてスマートフォン(iPhone6S/6S plus以降)に対しては、キャリアに対してSIMロック解除が義務化されたため、購入後6か月を過ぎればSIMロックを解除してもらうことが出来ます。
対象となるスマートフォン(iPhone6S/6S plus以降)ならば、購入から6か月を過ぎてから、ソフトバンクやAUのサイトでSIMロック解除の申請をすれば無料でSIMロックが解除されます。店頭にもちこみ依頼した場合には3240円の手数料が発生するとのことです。
AU・ソフトバンクでSIMロックを解除不可の場合は、SIMロック解除アダプター
SIMロック解除の義務化前である2015年5月1日より前に発売されたiPhone6/6 plus以前では、AUやソフトバンクでSIMロックを解除してもらうことが出来ません。
このような場合に、SIMロックを解除する方法としては2通りあり、1つはSIMロック解除アダプターと呼ばれる小さな薄っぺらいカードをSIMカードの下に挟む方法、もう一つは、ファクトリーアンロックと呼ばれる海外の業者に依頼してロックを解除してもらう方法があります。
SIMロック解除アダプターはネット上で1~3千円程度で販売されており、説明書通りに使用することで簡単にSIMロックを解除したのと同じ状態にすることが出来ます。また、ファクトリーアンロックによるSIMロック解除は数万円と高額なことが多く一般的ではありません。
iPhone以外のスマートフォンでは義務化前でもキャリアでSIMロック解除してもらえるモデルも
各キャリアで販売するiPhone以外のスマートフォンでは、SIMロック解除が義務化される2015年5月1日以前に発売されたモデルでも、キャリア(AU・ソフトバンク)によりSIMロックを解除してもらえるモデルがあります。詳しくは、各キャリアのサイトで紹介されていますが、これらのモデルならばSIMロックを解除してもらうことで、格安SIMカードを使用することが出来ます。