あまり知られていないのですが、実はドコモ版iPhoneならば、格安SIMの大半がそのまま問題なく使用できます。
iPhoneの高額な月額料金が問題とされる中、今後は、格安SIMへの切り替えるユーザーが続出することが予想されます。
現ドコモiPhoneユーザーは、そのまま格安SIMに変更可能
現在、ドコモで購入したiPhoneを使用している方ならば、MNPを利用して格安SIMに移転すれば、現在のiPhoneを電話番号もデータもそのままで使用できるのです。わざわざSIMフリー版(SIMロックなし版)iPhoneを購入する必要はありません。ネットで申し込み手続きをしたら、送られてくるSIMカードに差し替え簡単な設定をするだけです。
格安SIMで使われるのはドコモのSIMカード
ドコモ版iPhoneではドコモのSIMカードしか利用できないように制限が掛けられているのですが、格安SIMの大半はドコモの回線や設備を利用したMVNOとして運用されているため、端末に差し込むSIMカードもドコモのSIMカードを使用します。そのため、ドコモ版iPhoneならば、そのままで格安SIMが使用できるという訳です。
料金の違いは・・・格安SIMはドコモの1/3~!
一例として、iPhoneSEをdocomoで使用する場合には、月額料金は最も安いプラン(5GB-かけ放題ライト)でも月額7,560円です。一方、BIGLOBEの格安SIMを使用する場合には、月額料金は5GB+通話料別のプランで月額2,322円です。格安SIMは通話料が別なのですが、最低料金で比較すれば、ドコモよりも格安SIMの方が5000円以上安く、おおよそ1/3の月額料金に抑えることが出来ます。
iPhone購入時の月額サポート割引(-1,971円)を含めても格安SIMが断然安い
最初の例として、iPhoneSEをdocomoで購入してドコモで使用する場合には、月額料金は最も安いプランでも基本料金7,560円+端末24分割払い2,916円-月額サポート割引は-1,971円=合計8505円となります。
もう一つの例として、iPhoneSEのSIMフリー版をAppleストアーで購入して、BIGLOBEの格安SIMで使用する場合には、基本料金2,322円+端末24分割払い2,808円=5,130円+通話料となります。
24か月(2年間)での合計で比較すると、ドコモでは合計204,120円となり、BIGLOBEの格安SIMでは合計123,120円+通話料となります。音声通話が少ない場合には、2年間で最大8万円も格安SIMの方が安い計算になります。
キャリア NTTドコモ |
格安SIM (BIGLOBE SIM) |
差額 | |
データ通信量 | 5GB | 5GB | |
通話料 | かけ放題ライト 5分まで無料 |
21.6円/30秒 ※節約方法あり |
|
月額利用料 | 7,560円/月 | 2,322円/月 +通話料 |
5,238円/月 |
端末購入時 | iPhoneSE 64GB ドコモ版 |
iPhoneSE 64GB SIMフリー版 |
|
24分割払 | 2,916円/月 | 2,808円/月 | 108円/月 |
月額サポート割 | -1,971円/月 | なし | |
月額支払額計 | 8,505円/月 | 5,130円/月 +通話料 |
3,375円/月 |
端末購入時 24か月支払額計 |
204,120円 | 123,120円 +通話料 |
81,000円 -通話料 |
契約更新月、どうするか?迷うなら格安SIM
現在のiPhoneをドコモで購入して、24か月が過ぎると月額サポート割引も終わり、契約更新月となります。そのまま、現在のiPhoneをドコモで使い続けることも可能ですが、サポート割引が無くなる上に新たに2年間契約が必要となります。2年契約でないプランは月額1500円も高くなります。
契約更新月だから・・・といって機種変更するにしても、今の最新機種にはそれほど魅力も感じないし、出来れば今のiPhoneをそのまま使いたい。他のキャリアへMNPで乗り換えるにしても、以前のような高額キャッシュバックも期待できない・・・。
契約更新月には、このように迷う人が多いのですが、2年縛りや月額サポート割引などにとらわれない格安SIMをお勧めします。月額料金が大幅に安くなり、端末も2年ごとではなく、自分が買いたいときに買い替えることが出来るようになります。
参考情報ページ:
・格安SIMカード(MVNO回線) 一覧比較・・・格安SIMカード各社の料金を一覧比較します。